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アスファルトシングル材を張ってみよう!Vo.4

毎度様です!カネマツ営業の郷です。

前回の第4回目では『アスファルトシングル材』の施工(下準備と主材の施工)についてでしたが第5回目は『アスファルトシングル材』の施工(棟材と棟換気材の施工)についてUPしたいと思います!
棟材(むねざい・・と読みます)には”ヒップ&リッジ””クラシック”がありますが、今回は『クラシック』で説明したいと思います。

棟材を張って仕上げましょう!!

アスファルトシングル材を屋根に張り終わったら、仕上げの為に棟材を張っていきます。
ところで棟(むね)って何んですか?って声があるかもしれないので説明しておきますと、屋根の中で山型になっている部分の事です。
切妻(きりづま)屋根であれば屋根のてっぺんの1辺だけですが、寄棟(よせむね)屋根だとてっぺんの他にてっぺんから軒先に向かって伸びる4辺あるので全部で5辺あります。もし解らない方がいらっしゃいましたら、第2回目にUPした屋根の形状図を見てね!

それでは、写真を見ながら説明したいと思います。
写真は前回と同じく 株式会社 ホーム創建 様の施工事例になります。 
無題5
無題

まず、
1、このように3分割します。台形になるように斜めに加工しているのは張り合わせた時に下からはみ出さないようにする為の工夫です。
2、加工が終わったら軒先側から棟に向かって張っていきます。

施工手順は前回説明したアスファルトシングル材と同じになりますが、上の写真で釘の本数が8本なのは、お茶目な職人さんが『写真撮るならサービスしておくわぁ~!』といつもより2本多く打っているからなので、通常は6本でOKです! 

3、全部張り終わるとこんな感じになります。(黒い部分は足場の影です)

06-04@10-24-24-597

 

棟換気を取り付けましょう!

続きまして、棟換気材の施工についてです。こちらも写真を見ながら説明したいと思います。

無題6

1、左上の写真のように、棟に屋根裏からの通気が出来るように隙間を造っておきその隙間を覆い隠すように棟換気材を取り付けます。
2、その後棟材を張って仕上げていきます。
3、端部の処理はそのままだと雨水が入り込むので、端部にシングルセメントをたっぷり塗って仕上げます。写真の右上や下のような感じになります。

棟材を縦方向に張る場合は下から上に向かって張って行けば良いのですが、横方向に張る場合は風下から風上に向かって張っていきます
何故かっていうと、風上から張っていった場合重ねた端部が風上側に向くので風でめくれる恐れがあるからなのです!(むか~し現場に出てた頃、板金屋さんに教えてもらいました。)
ここ十勝・帯広では基本西風の多い地域なので、今回のように棟の方向が東西に設置してある場合は東から西に向かって張っていきます。お住まいの地域によって風向きは変わってきますので、計画的に張る向きを決めましょう!

あと、前回のブログの中で『下段と上段の継目が同じ位置にならないよう・・・』と説明したのですが写真での説明をしていなかったので、改めて写真をご覧ください。
無題こんな感じなのですが、写真に線を入れないと何処が継目なのか解らないぐらい違和感が無いのです!(前回のブログにも同じ写真を使っているので見比べてみて下さい。)

それでは今回はここまで!
次回でアスファルトシングルについては完結です。
内容は、完成事例を中心に(写真だらけになりそうですが・・・)UPしたいと思います。

 


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郷 征巨(まさなお)

郷 征巨(まさなお)

販売促進営業アドバイザー株式会社 カネマツ
これまで建設業(土木8年、S造6年)の施工管理に携わってきた元現場人間です。 社歴はまだ浅く1年足らずですが、現在工務店様を担当し管内を走り回っています。
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郷 征巨(まさなお) について

これまで建設業(土木8年、S造6年)の施工管理に携わってきた元現場人間です。 社歴はまだ浅く1年足らずですが、現在工務店様を担当し管内を走り回っています。